女性の性器クラミジア症状
女性の性器クラミジアは症状がでないことが多いため、性病検査をするまで気づかない場合が多いといわれています。
症状がでる場合は、主に性器と、喉頭に違和感がでてきます。
【性器にでる症状】
- おりものの増加
- 下腹部の痛み
- 性交時の痛みや出血
【喉頭にでる症状】
喉頭感染の場合は、風邪の症状とよく似ています。
- 喉の腫れ
- 痛み
- 発熱
性器クラミジアの場合、気づかないまま、ほっておくと将来、不妊症やエイズ、その他性病の感染リスクが上がるため、早期の発見が大切です。
感染経路
女性、男性ともに感染経路は主に性交によるものがほとんどです。クラミジアは自然治癒しない性病なので現在のパートナーからの感染だけでなく、過去のセックスにより感染した場合もあります。
「性病感染=彼氏の浮気」と勘違いされる方もいますが、実は自分が感染していた、どういう事例もあります。
性器クラミジアは症状がでにくいので、恋人との関係を良好にたもつために、彼氏彼女が変わった場合は、一度検査をしてみることをお勧めします。
女性がかかりやすい年齢
女性と男性ではクラミジアにかかりやすい年代が少し異なります。
女性の場合、10代から30代半ばまで性器クラミジアの報告件数が多いのが特徴です。一方、男性は、30代以降も感染数は多いです。10~30代の女性で、過去に不特定多数の異性と性行をした経験がある方や、性病を保持しているか不明なパートナーとセックスしている方は、要注意です。
上のグラフは厚生労働省「性感染症報告数」の平成25年の報告件数です。実際には治療をしていない人や、感染していることに気付かない人も多くいるため、報告件数は氷山の一角でしかありません。
女性の性病検査方法
女性の性器クラミジア検査には、核酸増幅法や抗原検査法が一般的です。これらの方法は、痛みもなく検査結果も信憑性が非常に高い検査方法です。
核酸増幅法とは、ウィルスのDNAを取り出してそれを増幅させて検査する方法のことです。核酸増幅法は極めて感度の高い検査方法です。
検査するには、女性の場合、血液や尿、性器の分泌物を採取する必要があります。
性器クラミジアの治療方法
医学の発展により、クラミジアの治療は最短で1週間で出来るようになってきています。治療には抗生剤の投与がおこなわれ、再検査でクラミジアが検出されなければ完治となります。
注意したいのは、パートナー。性器クラミジアの場合、パートナーへの感染していることが多いため、一緒に治療をする必要があります。クラミジアの感染率は非常に高く、一度の性行で40~50%移るといわれています。あなただけが、完治してもまた彼氏にクラミジアを移されてしまう可能性があるので、治療の際は、2人で同時に完治することが望ましいです。
公開日:
最終更新日:2014/12/09