性器クラミジアと不妊症の関係
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最終更新日:2016/04/03
性器クラミジアのリスク
性器クラミジアはセックスによって感染する性病の1つです。クラミジアを放っておくと、男女ともに不妊症になる可能性があるため、早期の発見と治療が必要です。クラミジアは感染しても症状が出ずに気づかない場合が多いのが特徴です。感染数は、男女ともに性行為が盛んになる20~30代に多くなります。男女それぞれの症状の特徴が気になる方は下のページから確認できます。
クラミジアが不妊症の引き金になる
性器クラミジアに感染すると、子宮内膜炎(しきゅうないまくえん)や卵管炎(らんかんえん)を引き起こします。その後遺症として、卵管の癒着や閉塞がおこり、精子や卵子が通過できなくなってしまいます。
また、クラミジアに何度もかかると子宮外妊娠のリスクも高くなるため、卵管破裂や最悪、卵管切除の手術が必要になります。
女性だけでなく男性側に不妊の問題がある場合もあります。男性の場合、クラミジアによる炎症のため、精子が精路(精子がとおる管)を通過できなくなることで不妊につながります。これは、精路通過障害といい治療するためには、手術が必要になります。
性器クラミジアは気づかないうちに症状が進行していることもあるので、不安な方は、一度クラミジアの検査をおこなってみましょう。
クラミジアで不妊になる確率
クラミジアに感染したからといって、必ず不妊症になるとは限りません。一説では、1度の感染で20%ずつリスクが高くなるとのことです。感染と治療を繰り返すことで、リスクが上がっていくのです。
一般的には、1回の感染で不妊症になる確率は約20%ずつ高くなっていく
クラミジアと不妊より
また、もしあなたが感染している場合、パートナーも感染している確率が高いため、2人で治療をする必要があります。一緒に治療を受けないと、再感染を繰り返す要因になります。
妊娠中のクラミジア感染の危険性
妊婦が性器クラミジアに感染すると、切迫流産や早産のリスクが高くなるだけでなく、出産時に赤ちゃんへ感染する可能性もあります。出産時に赤ちゃんが産道感染して、結膜炎や肺炎をおこすことも報告されています。
性器クラミジアの治療は1~2週間程度、抗生物質を服用すれば完治しますので、出産前に治療しましょう。
クラミジア感染している場合は、同時に淋病にも感染している場合も多いので淋病の薬サイトもチェックしておきましょう!