性器クラミジアと勃起障害(ED)
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最終更新日:2015/08/30
性器クラミジアのリスク
日本人の10人に1人が感染していると言われる性器クラミジア。あまり知られていませんが、クラミジアが原因で、男性の場合、勃起障害(インポテンツ)になることがあります。
勃起の仕組み
勃起は性的な興奮や、性器への刺激により、ぺニスに血液が送られ硬くなる生理現象です。
年をとるにつれて、勃起状態が長く維持できなくなることはありますが、60歳を越えても勃起はおこります。
勃起障害は心理的な原因が多い
先天的な勃起障害や血管の病気でない限り、勃起障害(ED)は、心理的な要因がほとんどです。時間に追われる仕事や、不規則な生活をしている人は、不安や疲れから勃起不全になりやすいです。
また、過去の性的なトラブル(トラウマ)をかかえている人も、慢性的な勃起障害になりやすいです。最初はぺニスが勃つけれどすぐに萎んでしまう場合、深層心理で、過去のクラミジアの痛みを思い出している可能性があります。その他、またクラミジアに感染するのではないか、といった不安も影響してきます。
クラミジア治療の薬でEDになることはない
なかには、クラミジア治療後に、インポテンツになったという人もいることでしょう。もしかして、薬が原因で勃たなくなった?と疑問に思うかたもいると思います。
でもご安心ください。クラミジア治療には、抗生物質を服用しますが、薬が原因で勃起障害になることはありません。
この場合も精神的な要因が、EDを引き起こしていると考えられます。
勃起障害が心理的な要因の場合、治療は長引く
過去のクラミジア感染により、心理的に勃起障害になった場合、治療は長引きます。不安を取り除くのは、自分ではコントロールしにくいため、カウンセリングを受けるか、定期的にクラミジア検査をおこなって不安を取り除くことが効果的です。